つづいてはQプラスリポートならぬZOOプラスリポートです。今年話題を集めた動物の赤ちゃんたち。あれから月日は流れ、どんなふうに成長しているのでしょうか?
沖縄こどもの国で4月にウマれたのは、ヨナグニウマの赤ちゃん。よな。生後2日目にして見事な走りを披露してくれましたが、現在は・・・?
相変わらずのおてんばさんです。生まれたときの体重は18キロでしたが、8ヵ月たった今は、およそ110キロ!体の大きさも、生後2日目と比べるとごらんの通り。お母さんと並んでもほぼ変わりません。(生まれた時:体長83センチ、現在101.5センチ)
そんなよな。最近ある練習をしているそうで・・・?
山本さん「こうやって横になって一緒に寝たりとかそういうとこだよね(安心している感じですね)こうやって少しずつ安心していけば人と一緒に暮らせる動物になっていくということですね」
生後半年で母乳を卒業し、今は青草を20キロほど食べるそうですが、まだまだ遊び盛り。ごはんそっちのけで遊び場の探検に夢中です。
山本さん「人と生きる動物ですので人のことを好きになって人からも必要としてもらえるような子になってくれれば。あとはもう健康で長生きしてくれると嬉しいですね」
ふわふわの毛並みに、ピンクの肉球、つぶらな瞳・・・今年3月に福島県からやってきたのはホワイトライオンの赤ちゃん、セラムです。このときは生後4か月。ぬいぐるみのような可愛さで注目を集めました。現在の姿はというと・・・
すっかり百獣の王の貫禄です。しかし、担当の島袋さんが来るとこの喜びよう。
沖縄こどもの国飼育課島袋健係長「おとなしくて甘えん坊ですねまだまだ。子どもの感覚が残っていますね」
生後3ヵ月くらいまではミルクを飲んでいましたが1歳になった現在は、馬肉などを3キロぺろりと食べてしまうそう。
体長も3倍の120センチにまで成長し、(来園当初40センチ)たてがみらしき産毛も生えてきています。
沖縄こどもの国飼育課島袋健係長「みんな来た時小さいとき来てみて大人になったのを見て驚いてますけど全然違うということで。また1年したら全然違ってきますので日々ライオンは変わっていきますので是非それを見てほしいです」
去年、大規模な白化でおよそ7割が死滅した石垣島の石西礁湖では、5月、生き残ったサンゴのうち最大級のテーブルサンゴ「ハナバチミドリイシ」が産卵しました。
ピンク色の卵が次々と海中に漂い、幻想的な雰囲気に包まれました。次の世代を作る回復への第一歩となりますように。
イルカショーが大人気の海洋博公園で5月に生まれたのはオキゴンドウの赤ちゃん。お披露目されたこのときはお母さんにべったりです。
現在はというと・・・?お母さんと離れ、一人で元気いっぱい泳ぎ周っています。
生まれたときは全長推定160センチでしたが、生後半年の現在は推定270センチ。
今は離乳食の時期で、消化のいいシシャモを食べているそう。ゆくゆくはイルカショーにも・・と期待されています。
古賀壮太朗さん「お母さんと人気者になってイルカの繁殖についても興味を持っていただきたいですしオキゴンドウについても知ってもらえるきっかけになればいいなと思っています」
8月。飼育下で世界で初めての誕生となったのはクロウミガメの赤ちゃん。こちらの砂浜で生まれました。
沖縄美ら島財団ウミガメ担当小渕貴洋さん「まず何が正解なのかもわからないので本当に手探り状態のまま。今でもなんですけど飼育を続けていますね」
そんな中でもすくすく育ったクロウミガメの赤ちゃん。甲羅の大きさを測ってみると、およそ10.5センチ。3か月で2倍の大きさに成長しました。
大人と比べると体はまだまだ小さいですが、すでにクロウミガメならではの特徴がでてきています。
沖縄美ら島財団ウミガメ担当小渕貴洋さん「お腹が白いっていうのがアオウミガメの特徴なんですね。こっちクロウミガメは黒い。生まれた時は同じくらい白かったんですけど、だんだん腹甲が黒くなって、これがクロウミガメの特徴のひとつですね」
今年話題になった動物の赤ちゃんたち。その愛らしくもたくましい成長にこれからも目が離せません。