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相次ぐ落下事故に対し宜野湾市議会は15日、抗議決議と意見書を全会一致で可決し、海兵隊に直接抗議しました。返ってきた答えは「日米合意に基づいて基地を使っている」という言葉でした。
桃原朗委員長は、「常に命の危険と隣り合わせの生活を余儀なくされている宜野湾市民の不安と恐怖、米軍に対する不信感は頂点に達している」と述べました。
授業中の普天間第二小学校に落下したヘリコプターの窓に、子どもたちが過ごす保育園の屋根の上で見つかったカバー。命に関わる落下事故が続く中、アメリカ軍は、問題のCH53ヘリ以外の運用を継続しています。
この異常事態に、地元宜野湾市議会では。「住宅地上空を飛行し続ける米軍の安全軽視の姿勢に激しい憤りを覚えるものである。事故原因を徹底究明し、速やかに公表するとともに、公表されるまでの間の飛行を完全に停止すること。以上、決議する」
宜野湾市議会は15日、相次ぐ事故に対する抗議決議と意見書を、全会一致で可決しました。この直後。バスの座席を埋め着くした議員たち。これまでとは次元の違う、強い抗議の意思を示すため、議員全員で、海兵隊の司令部に乗り込みました。
全員での抗議は、異例のことです。宜野湾市議会の大城政利議長は、「抜本的な解決のためには飛行機を飛ばさない。飛行停止をすべきじゃないかと、渉外担当の方に話をしたんですけど、日米合意に基づいて自分たちは基地を使っているということで、(全機飛行停止について)明快な答弁はありませんでした」と述べました。