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また希少サンゴが見つかりました。名護市辺野古の新基地建設工事に関する環境監視委員会が5日に防衛省で開かれ、新たに10群体の希少サンゴ発見が報告されました。
委員会では埋め立て予定海域でも北側の大浦湾側の調査海域で、絶滅危惧種のオキナワハマサンゴなど10群体の希少サンゴを新たに確認したことが沖縄防衛局から報告されました。
大浦湾側では今後、工事車両を通すための仮設道路が海岸線に沿って建設される見通しですが、工事による海水の濁りの拡散を防ぐ膜を二重に設置するとして、サンゴの生息環境には影響はないとしました。
また、前回9月の環境監視委員会で報告された、別の「オキナワハマサンゴ」1群体については、沖縄防衛局が、移植許可を県に申請していますが、白化が進んだ状態から移植し得る状態まで回復していると説明しました。ただ、沖縄防衛局は、仮に移植に失敗した場合について「失敗した場合でも何が不適切だったのかは直ちには判明しない」と県に説明しているため、5日、県の内部では移植後のサンゴの状況が適切に検証されないのではと疑問視する声も聞かれました。
このオキナワハマサンゴ1群体については4日、県も調査結果を公表し、回復傾向にあることを確認したとしていますが、移植結果の検証をめぐる懸念が払しょくできなければ、12月19日が目安とされる移植許可の判断が先送りされる可能性も出てきました。