こんばんは、スポーツです!きのう行われた第33回NAHAマラソン多くのジョガーたちが自分との勝負に挑みました。その中に、このNAHAマラソンを知り尽くした「達人」がいました。
沖縄師走の風物詩、NAHAマラソン!33回目を迎える今回は、約25000人のジョガーたちがゴールを目指し南部路を駆け抜けました。
その中に、このNAHAマラソンを知り尽くしたまさに「達人」と呼ぶべき男性が出場していました。
NAHAマラソンには第1回大会から欠かさず出場している仲尾次嗣明さん。
何がすごいかというと…前回大会までの32回、すべて完走しているんです。
仲尾次嗣明さん「NAHAマラソンが終わってその翌日から練習をします。1年間ずっと続けます。前は「兄さん頑張れ頑張れ」でしたけどそれから「おじさん頑張れ」になって今「おじいちゃん頑張れよ」となっております」
ことしで御年80歳を迎えるも年齢を意識したことはないという仲尾次さん。さぞかし昔からスポーツマンなのかと思いきや…
仲尾次嗣明さん「40歳すぎてからでしたけど、その当時は「メタボ」になっておりました」
マラソンのきっかけはダイエット!それでも走るたびに楽しくなり気付けば競技歴は30年を突破しました。
仲尾次嗣明さん「完走して来年につなぐこと、これが私の目標でございます」
迎えた当日、33回連続での完走に向け気合十分の仲尾次さん。と、そこへ…?
「達人、おはようございます!」
達人のもとへやってきた沼尻アナ。
実は今回、NAHAマラソン初出場となる沼尻アナは完走を目指し、仲尾次さんに教えを乞うことに!
しかし、事前の練習では…
沼尻アナ「どんどんペース上がってないですか?」
達人・仲尾次さんについていけず果たして大丈夫でしょうか…?
ボクシング世界チャンピオン、比嘉大吾選手が鐘を突き始まった、NAHAマラソン。仲尾次さん、そして沼尻アナの戦いもゴングが鳴らされました。
そして走り始めてすぐ、仲尾次さんからアドバイスが!
仲尾次嗣明さん「みなさんペース上げて来ているけど、まだ早いよ」
達人の教え「序盤でペースを上げすぎないこと」
その言葉通り、一定のペースを保って走っていきます。しかし、そんな仲尾次さんでも歩みを止めるところが!
妻・節子さんの温かいサポートでした。
達人の教え「妻のサポートは立ち止まってでもありがたく受ける」
愛情を受けた達人のペース配分もあり2人そろって約2時間半で21キロの中間地点を通過しました。
沼尻アナ「ハーフ過ぎましたね!どうですか?」
仲尾次嗣明さん「でも、これからがスタート!そういう気持ちでやります」
一方、その頃、NAHAマラソン初取材の中村アナウンサーはというと
中村アナ「大勢の人が集まるこちらではおにぎりが配られています私もいただきます軟らかくてモチモチしています」
その30分後
中村アナ「まもなく午後1時ですが、風が冷たくなってきました長い列の先にはチキンラーメン!体が温まります」
満喫しているようでした!
さて、話は戻って、中間地点を過ぎた2人。このペースでいけば一緒にゴールできると思っていたという沼尻アナ。ところが。
おや?大丈夫?どうやら足がつったよう。このあと急激にペースダウンしてしまい仲尾次さんと離れてしまいます。
1人旅となった仲尾次さん。これまでの大会を振り返りながら走っていました
仲尾次嗣明さん「応援の数は第1回大会は少なかったですけど、その後はいつも沿道いっぱいでランナーも地域も応援の人たちみんなひとつになっている。本当にこれぞNAHAマラソン」
その後もペースを崩すことなく、ゴールへ。衰え知らずの達人は33回連続完走を果たしました。
仲尾次嗣明さん「私の80歳のスタートのマラソンでございました」
その後、刻一刻と時間は過ぎ、最後の関門果たして沼尻アナは…
実は、その扉が閉まる前!関門を通過!仲尾次さんから遅れること40分、初完走を果たしました。
沼尻アナ「すみません途中付いていけなくて。」
仲尾次嗣明さん「初完走はとてもいいことです。おめでとうございます」
沼尻アナ「ありがとうございます。改めて達人にとってNAHAマラソンどんなものですか?」
仲尾次嗣明さん「私にとって自分の歳に対する挑戦。自分の体が走れる年までは走りたいと思います」
達人の教え「NAHAマラソンは自分の歳に対する挑戦」