ついにハワイを超えるかもれません。県内の観光客数が今年も好調な伸びを見せ初めてハワイを超える可能性が出てきました。
県によりますと、2017年1月から9月までの入域観光客数は各月とも前の年を上回り711万5500人でした。同じ期間に世界有数のリゾート地、アメリカのハワイを訪れたのは701万7200人余りで、沖縄がおよそ10万人リードしています。
10月は台風の影響などで国内客は前年をやや下回りましたが、外国客は伸び、10月としては過去最高を記録しました。沖縄観光コンベンションビューローでは11月に新たに就航したシンガポール直行便をはじめ海外航空路線の拡充やクルーズ船の寄港数の増加などから、向こう3カ月も入域観光客数は前年を上回ると予想しています。
沼尻アナウンサー「ここからは比嘉記者とお伝えします。今年も残り1カ月ですが、ハワイを本当に超えるんですか?」
比嘉記者「超えるかもしれません。今年の県内の入域観光客数というのは、9月まで各月とも平均しておよそ8.9%、前の年を上回っています。ですから、このまま12月まで同じように増加すると想定すると、2017年はおよそ934万5000人。先日ハワイ州観光局が発表した予測、934万7850人にほとんど並び超える可能性も出てきました」
金城アナウンサー「8月は単月として初めて100万人を突破しましたし勢いづいていますね」
比嘉記者「ただ、喜んでばかりいられない、というのがこちら。ハワイと比べると平均滞在日数も、それに関連する消費額も圧倒的に違うんです」
比嘉記者「県では2021年までに入域観光客数1200万人、観光収入1兆1千億円の目標を掲げていますから、離島を含めた広域周遊ルートの拡充や比較的、滞在日数が長い欧米人の誘客、夜のエンターテインメントなど観光メニューの更なる開発を通して滞在日数を伸ばし、消費単価を向上させる政策をすすめていくとしています」
沼尻アナウンサー「「ハワイ超え」が達成されればひとつの指標として誇らしいですが、いかにその人数を観光収入につなげ産業として成長させていくかが課題ですね。比嘉記者でした」