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工事を加速させる動きです。沖縄防衛局は、名護市辺野古の新基地建設に使用する石材を海上から直接搬入するため、国頭村奥港での準備作業を始めました。船は14日にも、辺野古に入ります。
国頭村の奥港に13日朝、接岸した1隻の台船。村内の採石場から搬出された石材が積み込まれていきます。作業は、午前と午後の2回に分けて行われ、ダンプトラックおよそ50台分の石材が台船に積み込まれました。
奥区では、港を使用することの是非を23日の区民総会に諮る方針を沖縄防衛局に伝えていました。
奥区の糸満盛也区長は、「総会終わってから、奥区の態度は決めます、となったんですが。防衛局で責任取りますんで、区長からもお願いはあったんだが、切羽詰まった事情で、決行します」と話していました。
地元が態度を保留するなか、沖縄防衛局は、船やダンプが手配済みであるとして、搬入を強行。現場では阻止行動が始まり、一時騒然としました。石材は、14日の朝にも名護市辺野古の新基地建設現場に搬入される見通しです。
この問題について県は、海上からの搬入を認めていませんが、奥港の使用許可申請に対しては、「弁護士らと法的な問題を検討した結果、認めざるを得なかった」として、港の使用を許可しました。
奥港の使用許可は、事実上、新基地建設計画を後押しした形にもなるため、翁長知事には詳しい説明が求められそうです。