伊波「楽園の海案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。今回のテーマは「渡嘉敷島で体験ダイビング!」です」
長田「今回は、渡嘉敷島の海で、体験ダイビングする方たちと一緒に潜って来ました」
伊波「さて、どんなダイビングになったのか早速見て行きましょう」
長田「渡嘉敷島は、那覇から高速船利用で35分。最近は、日帰りで楽しむ方も増えているようです」
伊波「日帰りで楽しめるなんていいですね」
長田「まずは、阿波連の港でダイビングの説明を受けます」
伊波「皆さん、少し緊張してますかね」
長田「そうですね、初めてのダイビングですからね。阿波連ビーチ沖にあるパナリへ向かいます」
伊波「快晴でいいダイビング日和です」
長田「今回は、ダイビングの免許を持ってない方が参加する体験ダイビング。不安もあるでしょうが、この海の色を見たら、テンション上がりますよね~」
伊波「ワクワクしちゃいますね」
長田「ボートで走る事5分。ダイビング器材準備します。初めてタンクを背負っての感想は・・・ほぼ100%『重い・・・』です」
伊波「わかります~。」
長田「ゆっくり耳抜きをしながら、水深4mの水底へ降りていきます。全員が揃うまでは、呼吸の練習。 呼吸が落ち着いたら、ガイドさんの泳ぐ姿を見よう見まねで、前へ。」
伊波「どんな生き物に出会えるんでしょう。」
長田「砂地をトゲチョウチョウウオのペアが気持ちよさそうに泳いでました。」
伊波「可愛らしいですね。」
長田「水深5mのところまで来ると・・・」
伊波「小魚がいっぱいいますね~♪」
長田「透明度も20m以上あるんですよ」
伊波「初ダイビングで、この光景は羨ましいですね」
長田「私なんて、30年ほど前に伊豆の海で初めて潜りましたが、透明度2mで魚は3匹でした」
伊波「それはちょっと寂しいですね…」
長田「砂地を徘徊する、ハマフエフキ。タマンと言った方が分かり易いですかね。だいたいこのように水底近くに居る時は・・・餌を探しているんですね」
伊波「一瞬にしてエサを捕まえたみたいですね」
長田「続いてこちらは、アマミウシノシタでしょうか。砂かぶってて、模様が見えなかったんですが、50cmくらいの大きさでした」
伊波「地面ギリギリに泳いでますよ」
長田「いつ見ても、上手に泳ぎますね。女性2人、インストラクターに持ち上げられながら移動してます。無重力に近い水中だから成せる技です」
伊波「初めてのダイビングでは、なかなか自分で泳ぐ事は出来ませんもんね」
長田「続いては、私の好きな光景、砂地にポツンとサンゴ。デバスズメダイも隠れ家として利用しています」
伊波「素敵なお家に可愛いらしい住人達ですね」
長田「毎年赤ちゃんが生まれ、入れ替わりがあると思いますが、常に沢山の魚が棲みついてくれるサンゴのようですよ」
伊波「なにやら赤いお魚と黄色の魚がケンカしてますよ?」
長田「ここの主である真っ赤なニジハタが、デバスズメダイを食べに来た黄色いギチベラを追い出そうと必死です」
伊波「守ってくれてるんでしょうか?」
長田「いいえ、実は自分のエサが食べられるのが嫌なだけです。食べる餌を取り合うライバルといったところでしょうか」
伊波「渡嘉敷島、とってもキレイで気持ち良さそうでした。初めてのダイビングがこんな綺麗な所でとても羨ましいですね」
長田「そうですね。皆さん、とても喜んでました!」
伊波「長田さん、きょうもありがとうございました。以上楽園の海でした。」
取材協力マリンハウス阿波連