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小野寺防衛大臣「工事進める考えに変わりない」

「辺野古の工事を止める考えはない」10月2日の知事の工事停止の行政指導に防衛大臣が反論です。

県は、辺野古で発見された絶滅危惧種のサンゴへの対応や一部護岸からの資材搬入について、工事を一時停止して県と協議を行うよう、10月2日に国に行政指導しました。

これに対し、小野寺防衛大臣は「具体的な環境保護対策等について、環境監視等委員会の指導・助言を受け、県側と協議を行うなど適切に進めてきたところです。不適切かつ不誠実な対応であるとの沖縄県側のご指摘は当たらないものと考えております」と述べ、今後も工事を進めていく考えに変わりはないことを強調しました。また、県が求めている立ち入り調査については触れませんでした。

一方、稲嶺名護市長は3日の会見で、工事停止を求めた県の立場を支持しました。

稲嶺名護市長は「(サンゴ死滅に)工事の影響というのは明らかに想定できるんじゃないか。影響を確認するためにも調査をして、きちっとそれを説明する必要がある」と述べ、工事が希少なサンゴに影響を与えたことは当然予想されたと指摘。工事を止めたうえで、県が求めている立ち入り調査がなされるべきとの考えを示しました。