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安保法制違憲訴訟 国側「請求棄却求める」

集団的自衛権を行使できるようになった安全保障関連法は憲法違反だとして、戦争体験者たちが裁判を起こしました。国側は請求を棄却するよう求めています。

この裁判は、2年前の9月19日に採決された安保法は戦争放棄などを定めた憲法9条に違反しているとして、沖縄戦などの戦争体験者77人が国を相手に損害賠償を求めているものです。

19日に開かれた口頭弁論では、サイパンで戦争を体験した横田チヨ子さんが「軍隊が国民を守ることはない。同じ日本人として戦争につながるモノをなくすように一緒に頑張ってほしい」と意見を述べました。一方、国側は「具体的な権利が侵害されていない」として、請求を棄却するよう求めています。

同様の裁判は東京や福岡など全国各地で起こされています。次回の裁判は12月12日の予定です。