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非常に強い台風18号は、久米島の西の海上を勢力を維持しながら北上を続けています。
13日宮古島を直撃した台風18号は14日午前9時には、久米島の西およそ230キロの海上にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北西に進んでいます。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートルで、勢力を維持したまま東シナ海を北上しています。
この台風で、下地島空港では13日、最大瞬間風速50.9メートルを観測、24時間雨量は城辺で観測史上最大となる533ミリを記録するなど猛烈な雨となりました。
14日朝、暴風域を抜けた宮古島市ですが、一夜明けて、その被害が明らかになってきました。市内では、14日朝信号が消えた交差点で車同士が衝突する事故が起きたほか、ガソリンスタンドでも壁が倒壊する被害が出ました。
ガソリンスタンドの方「びっくり。こんなにまで降ってくると思わなかった」
14日、午前11時現在、宮古島市などでおよそ1万8600戸が停電していて、沖縄電力が復旧作業を急いでいます。また、空の便は午後から平常運行を予定していますが、海の便は周辺離島を発着する便で欠航が続いています。
沖縄気象台では引き続き土砂災害などに警戒するよう呼び掛けています。