Qプラスです。事故原因は「操作ミス」。機体に問題はないとの結論でした。2016年12月、名護市安部で起きたオスプレイの墜落事故の調査報告書が11日、公表されました。
報告書では、オスプレイは事故直前、夜間の空中給油の訓練を行っていましたが、何度か失敗に終わり、残りの燃料の警告が出たため、普天間基地に戻る途中も空中で給油を受けようとしたとしています。
そして、与論島の南東の上空で空中給油機との接続を試みた際に、オスプレイのパイロットが出力を上げ過ぎて異常接近し、給油口とオスプレイのプロペラが接触。安全な飛行が継続できなくなったため、「不時着水」したとし、「墜落」という表現は避けています。
これについて富川副知事は11日午前、キャンプフォスターでアメリカ軍から説明を受けましたが、「技術的な話ばかりで県民への謝罪はなかった」と不快感をあらわにしました。
富川盛武副知事は、「こういうテクニカルな報告書も必要ですけど、できるだけ県民が納得できるような目線で、ちゃんと説明してほしいと。オスプレイは本当に安全なのか」と話しました。
謝花「事故調査報告書が出たと言いますけど、飛行を再開させた時点で「機体に問題はない」と言っていました、新しい事実は出てきているんでしょうか」
久田「きょう報道機関に公表された事故調査報告書の、概要版がこちらです。当時、事故機が高度600m~760mの付近を飛んでいたこと、秒速10m~15mの強い風が吹いていたことなどが大まかに記されているだけです」
久田「こちらが空中給油訓練の映像なんですが、パイロットがこの動作の最中に「出力を上げすぎた」というのがどれくらい上げたのか、また与論島の沖上空でのトラブル以降、どんな経路をたどって安部にたどり着いたのかなど、核心については触れていません。また今回の事故は夜間の訓練中に起きています。いつどこでこうした訓練しているのかが分からないと、住民の不安は払しょくされませんが、そうした情報もありません」