続いては、キングスより一足先に、シーズンの開幕を迎えた琉球コラソンです。コラソンにとってチーム創設10年目となる節目のシーズンが始まりました。
チーム創設から10年。
日本ハンドボールリーグで唯一、実業団チームではない、クラブチームとして戦ってきた琉球コラソン。この節目のシーズンも、これまで通り自分たちの手で試合会場を作るところからスタートしました。
コラソン10年目・水野裕紀選手兼監督「自分たちで試合の準備をやることで自分たちで盛り上げていこうと。この節目というものにかける思いが、ことしはスタッフから選手からより一層いつも以上のものを感じますので最高の形で終われるように頑張りたいと思います」
10年目の開幕戦を、勝利で飾りたいコラソン。
ことし5月の全日本社会人選手権で優勝している強豪・大同特殊鋼に対し、前半15分まで互角の戦いを見せます。しかし、地元でのプレーに意気込む県出身、日本代表の東江雄斗に連続得点を許すと一気に点差を広げられます。
重たい空気が漂うチーム。しかしことし、コラソンにはこの男が戻ってきています。
東長濱秀作チームアドバイザー「立ってる状態でさばかれてノーマーク打たれてるだけだよ。一枚一枚コンタクトしれ、何の問題もないだろ」
元日本代表で2年前に現役を引退した東長濱秀作。頼れる男がチームアドバイザーに就任しました。
東長濱秀作チームアドバイザー「何とか彼らを勝利に導いて、良い思いをさせてあげたいなと」
発破をかけられたコラソンが、後半、大同特殊鋼に食らい付きます。ルーキーの浅井悠(あさい・ゆう)がサイドから得点を重ね、チームトップタイの7得点をあげる活躍を見せると。
コラソンの得点パターン、守ってからの速攻!会場の雰囲気を変えます。最終盤まで連続得点でおいすがったコラソン、でしたが前半の失点が大きく、追いつくことはできず。
10年目のシーズン、勝負の1年が始まります。
水野裕紀選手兼監督「10周年ということで結果が求められるところがありますけどレベルアップするところの方が多く見つかったと思うのでそれを成長の糧にして頑張りたいです」
残念ながら白星発進とはなりませんでしたがぜひ10年目の節目となる今シーズン、良い成績を期待したいと思います以上スポーツ部でした。