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海兵隊がオスプレイ安全宣言 日米政府の思惑は

事故からわずか4日、9日夜遅くなって、海兵隊がオスプレイの安全宣言を出しました。日本政府は国内での飛行自粛を求めているはずですが、違った思惑も透けてきました。

「安全宣言」は9日夜、ニコルソン四軍調整官の声明という形で発表され、原因解明のための調査に着手したことや、48時間に渡って運用を停止して安全手順を確認したことなどを理由にオスプレイは安全に飛行できるとしています。

会見で菅官房長官は「事故の事実関係・評価等につき、詳細を確認しているところであり、政府として声明の内容の一つ一つにコメントをすることは差し控えたいと思います」と述べました。

普天間基地では、10日朝もオスプレイ1機が普天間基地から離陸する様子が確認されました。こうした中、10日から北海道で日米共同訓練が始まり、オスプレイ6機が参加する予定でしたが、10日の参加は見送られました。しかし…。

衆議院安全保障委員会で小野寺防衛大臣は「訓練開始後であってもオスプレイの参加のあり方について米側と引き続き調整していくということであります」と述べました。

アメリカ軍の意向を受け、共同訓練への途中参加を視野に、政府間で水面下の調整が進んでいる模様です。