台風5号の影響で順延となっていた夏の甲子園が、きょう開幕しました!開会式では、49代表の一番最後に県代表の興南が登場し、堂々とした入場行進を披露していました。実はこの入場行進の一番先頭を歩いたのも沖縄の高校球児!沼尻アナのリポートです。
興南・上原麗男選手「緊張するんですけどワクワクしています。沖縄の開会式同様、みんなの行動がそろった行進をしたいです」
台風5号による雨も上がり、予定より1日遅れで開幕した夏の甲子園。ことしの入場行進は北の代表校から順に行われ、興南高校は49代表の一番最後に登場。息の合った行進を披露しました
選手宣誓 北北海道代表・滝川西堀田將人主将「幼い頃から真っ白なユニホームが真っ黒になるまで練習し、真っ白なボールを真っ暗になるまで追いかけてきた全国の高校球児の思いを胸に最後まで諦めず正々堂々と全力でプレーすることを誓います」
福元信馬選手「声援や指笛がすごくて、応援されているなと感じました」
根路銘太希選手「早くこの球場で試合がしたいと思います」
沼尻「一方、興南高校のはるか前、入場行進の先頭を歩くのも沖縄の高校球児!名護高校・山下キャプテン。少し緊張した面持ちですが、堂々と歩みを進めています」
ことし復帰45年を迎えた沖縄。その45年前、名護高校が甲子園に出場したことから、現キャプテンに先導役の白羽の矢が立ちました。
名護・山下明弘主将右「一番は(部員)みんなで歩きたかったという思いもありますけど、一番はこの第99回に恥のないように、自分の行進から開会式がスタートしますので。頭の中では、右手と右足を同時に歩かないようにとか(イメージしました)」
先導の大役が決まると、たくさんの人から応援メッセージが届いたそうです。
山下明弘主将「みんなの気持ちを背負っているなと本当に強く思った。自分の中では悔いのないように、そして先輩方、同級生・後輩沖縄県、全国の代表でもありますので、その人たちの期待を背負って、しっかり自分が先導して引っ張っていきたいと思っています」
たくさんの思いを胸に、山下くんの「夏の甲子園」が始まりました
山下明弘主将「拍手とか歓声とか、今まで経験したことがない大舞台でしたので、鳥肌が立ちながらずっと歩いていました。甲子園全体が観客も含めて、みんなが1つになってこの開会式が成り立っているんだなと改めて感じました」
堂々の行進で、99回目の夏をスタートさせました。
山下明弘主将「甲子園に出場したチームは今からまた夏が始まりますので、本当に頑張ってほしいです。自分は沖縄ですので、沖縄代表の興南高校には優勝旗を取って帰ってきてもらいたいです」
ことしの入場行進は沖縄に始まり、沖縄で締めたと。何だか嬉しいですね。あとは興南高校の勝利を信じて、応援するだけです!