暑い日が続いています。こういう時に注意が必要なのが「熱中症」です。これからさらに暑さが厳しくなり、熱中症の増加が懸念されることから県が注意を呼びかけています。
石橋記者「午前10時をまわったところですが、気温計はすでに31度を超えています。きょうは日差しも強くて、立っているだけで体全体から汗が噴き出してきます」
きょうも朝からうだるような暑さが続きました。宮城島で35度近くまで気温が上昇するなど県内各地で軒並み30度を超える真夏日となりました。
バスケットをしていた中学生「暑いです。昼になったら(暑くて)バスケができないので、建物の中で過ごします」
公園に遊びに来た親子「とにかく暑い。後になったら外出できない(くらい暑い)ので、朝から遊びに来ました。帽子をつけたり、こまめに水分を取るようにしています」
那覇市では先月16日と31日に猛暑日になるなどひと月に複数回35度以上を記録したのは101年ぶりです。また、伊是名島では、先月30日に県内の観測史上最高の36.1度に次ぐ36度を記録するなど、厳しい暑さが続く今年の夏…
なぜ、こんなに暑い日が続いているのでしょうか?
気象予報士仲宗根さん「太平洋高気圧が張り出し、今年は7月の観測史上1位となる高い海水温となった。そのため、温かい風が本島に吹き込み暑い日が続いた。この暑さは8月いっぱい続き、猛暑日も予想されます」
暑い日が続くときに注意しなければならないのが…熱中症です。熱中症は体温調節機能がうまく働かなくなり体内に熱がこもった状態になることです。症状が重い時には、死亡する危険性もあります。
県･地域保健課漢那さん「今年は熱中症の発生数は去年より少ないが先週の第8週に限っては統計を取り始めた11年の間では最も多くなった」
熱中症は、屋外だけでなく、室内でも起こりえます。
県では、「こ」まめな水分補給、「え」炎天下を避ける「か」ぜ通しを良くする「け」ん康管理に気をつけ睡眠と栄養をしっかりとるなど「こ･え･か･け」で予防してほしいと呼びかけています。
県･地域保健課漢那さん「高齢の方は体が暑さを感じにくい、部屋のなかでエアコン･扇風機を付ける。こまめに水分補給をしてほしいと思います」