※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
いつか大事故になる、住民の悲痛な訴えです。宜野座村城原区で7月20日、アメリカ軍のオスプレイがタイヤのようなものをつり下げて訓練する様子が目撃されました。3月には同様の訓練でタイヤが落下する事故があったばかりです。
住宅から380メートルしか離れていないヘリパッドへ近づく1機のオスプレイ。1分ほど姿が見えなくなったあと、轟音とともに離陸した機体の下には複数のタイヤらしきものがつり下げられているのが分かります。
撮影した琉球大学の渡嘉敷健准教授は、取材に対し、民間地にも入り込んで飛行したように見えたと話しています。QABの取材に崎濱秀正・城原区長は「もしこれが万一人や車が通っている時に落ちたら大きな事故になることは間違いないですので」と話しました。
城原区の崎濱秀正区長は、2017年3月には城原区で実際にタイヤが落下する事故も発生したにも関わらず、同じ訓練を繰り返したアメリカ軍を非難しました。
城原区では、つり下げ訓練以外にも7月11日以降、特に訓練が激しくなっていて、宜野座村役場によりますと、18日には深夜11時半頃の飛行も目撃されています。
また、今回の訓練では、オスプレイ特有の低周波を示す20ヘルツの騒音が最大91.1デシベルを記録し、心理的不安などの影響と、建物が振動するなどの物理的な影響を示す環境省の参照値をいずれも大きく上回ったことも分かっています。
崎濱城原区長「最終的にどこへ抗議すれば聞き入れてもらえるのか、非常に困ってますね。毎年、何回も同じようなことを、内容もまったく同じようなことを抗議しに行くんですけど、抗議しないと我がもの顔で使用されるので、我々としては抗議に行くしかないと思っています」