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漁獲量の減少を食い止めることができるのか?高校生たちがウニを放流する実習を行いました。
元気よく海に飛び込むのは沖縄水産高校・海洋生物系列の3年生20人。名城ビーチ沖の浅瀬でシラヒゲウニを放流しました。
県内では乱獲などの影響でシラヒゲウニの漁獲量が年々減少していて、2013年はわずか2トン。最盛期の1000分1という深刻な状況にあります。
沖縄水産高校ではそのシラヒゲウニを育て海に戻す活動を毎年続けています。生徒たちは人工授精の段階から2年間、手塩にかけて育てた200匹のウニを海に還していました。
生徒は「自分たちで育てきたウニを自分たちで放流できたのが楽しかった」「大学でこの経験が生かせるんじゃないかと思ってとてもいい経験になったと思います」「シラヒゲウニのエサとなる(海藻ある)ところの近くに置いたりとか気を付けて放流しました」「結構いいサイズに育ってくれたので、放流して繁殖していければなと思います」などと話していました。
沖縄水産高校ではこうした活動を通じて、海の大切さを多くの人に知ってもらいたいとしています。