※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
防衛局と海上保安部、その言い分は食い違いを見せています。名護市辺野古で新基地建設反対派の警備にあたっていた男性が、船長のパワハラと海への燃料投棄を告発した問題。10日、沖縄防衛局が告発した男性と10日ぶりに面談しました。
告発した男性は、名護市辺野古の海上で新基地建設の反対運動の規制にあたっていましたが、警備艇の船長のパワハラが原因で心身の体調を崩したと訴えています。
この問題で、10日、警備業務を発注している沖縄防衛局の職員が告発した男性を訪ね、2度目の面談に臨みました。
沖縄防衛局の担当者は、「海保が捜査に入ったということでですね、捜査に支障が生じるという風に思いますので、私達のほうから『これはこうでした』ということでお話するのは控えさせていただきたいということで。我々としてはパワハラの件も含めてですね、捜査に支障が生じるんだろうという風に思っております」と話し、「海上保安庁の捜査」に支障があるとして、防衛局が行っている聞き取り調査の内容を明らかにすることは控えるとしました。
一方、中城海上保安部は、捜査しているのは海への燃料投棄についてで、「パワハラについての捜査権はない」とし、沖縄防衛局の見解とは食い違っています。
告発した男性は、「期待外れというか、全然進んでないなという印象ですね。海上保安庁の動きもどうなっているのか分からない状況で…うん…」