こんにちは、スポーツです!たった1枚の甲子園切符をかけた夏の高校野球沖縄大会はきのう準々決勝が行われ、ベスト4が出そろいました。波乱に、快進撃と手に汗握る試合が展開されました。
【沖縄尚学対糸満】
第1シード・沖縄尚学に挑んだ糸満。先発マウンドには、公式戦初先発となる下地俊輔。
下地俊輔「沖尚はバッティングが良いバッターが多いので怖かったんですけど」
球速のMAXは123キロ。「球の遅さ」を買われ、監督からマウンドを任された下地。この起用に応え沖尚打線からフライアウトを積み重ね4回までゼロに抑えます。
一方、対する沖尚は、守備で魅せます。
試合は5回に1点ずつを取り合い、迎えた6回。糸満は1塁3塁のピンチを背負いこの日2安打、沖尚7番・仲与志亮輔。
第1シードに力を発揮され、逆転を許します。追いかける糸満は8回表、ヒットと相手のエラーに乗じ1アウト3塁2塁のチャンスを作ります。打席には山口房倫。その初球!
このスクイズで同点に追いつくとなおも3塁1塁のチャンスで、糸満が勝負に出ます!1塁ランナーディレードスチール、捕手送球の間に3塁ランナー、ホームへ。1塁ランナーが遅れてスタートキャッチャーが投げたと同時に3塁ランナーがホームへ!
意表を突いた作戦で、これが決勝点!糸満が第1シードを撃破し、準決勝進出です。
糸満・金城英寿主将「目標は甲子園なんですけど、1試合1試合、1プレー1プレー集中して頑張りたいです」
一方、敗れた沖縄尚学からは甲子園の夢が託されました。
沖縄尚学・木村哲汰主将「糸満には、自分たちが負けた相手なので、勝ってほしいです」
【八重山農林対浦添商業】
この夏、初のベスト8入りを果たした八重山農林
スタンドからは、おとといの3回戦で戦った八重山高校の選手たちが声援を送っていました。
島の期待を背負う八重農は、2回に4本のヒットを集め3点を先制するとその後も、3番・宮城羅(らい)の初ホームランを始め15安打を放ち快勝!快進撃は止まらない!初のベスト4です!