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集団自決の惨状を後世に伝える写真展が、3日から7日までの日程で、県庁の県民ホールで開かれました。
~沖縄戦「集団自決」消せない傷痕~と題した写真展は、9・29県民大会決議を実現させる会が開いたもので、報道写真家・山城博明さんが撮影した38点が展示されました。
写真には、座間味と渡嘉敷の集団自決の傷痕が、生々しく写し取られています。
このうち「渡嘉敷島の第一玉砕場」の写真には「1945年3月27日、島の人々は集合を指示され、夜道を歩いて集まった」との説明があります。また、カミソリで切られて亡くなった少年の着物、ナタで首の後ろを切られ、傷痕が残る女性を撮影した写真など、どの写真からも集団自決の惨状が伝わり、訪れた人たちは、あらためて戦争の悲惨さに見入っていました。