各自治体を預かる首長さんは、連日、地域課題の解決に奔走していますが、3日は市長さんたちの動きが目立ちました。北から順に、きょうの市長さんです。
きょうの市長さん・名護市
3日の定例会見で、名護市の稲嶺市長は、2018年1月の市長選への出馬の意思を問われると、次のように答えました。「翁長知事が頑張っている。それをしっかり後押しできるような態勢はつくっていかなければならないだろうと思います。」「知事の思いを地元が一番支えるという役割は担わんといかんだろうという風に思います」稲嶺市長はこのように述べ、出馬について明言を避けましたが、「次の選挙の争点は辺野古移設の是非になると思うか」との質問に対しては、「国のレベルにおいても最重要課題に位置づけられている。それを抜きにはありえない」と述べました。
名護市長選をめぐっては、先週、自民党が元・県福祉保健部長で現在、北部地区医師会副会長を務める宮里達也氏に出馬を要請しています。
きょうの市長さん・宜野湾市
宜野湾市は、普天間基地や西普天間住宅地区など基地の跡地利用に企業などからの寄付を財源として活用する基金を創設しました。
佐喜眞宜野湾市長は、「(跡地利用で)市の予算が不足することで、開発の遅れが予想されるため、自主財源の確保に向け、普天間未来基金の創設が不可欠と判断をした」と説明しました。
宜野湾市では、6月議会での全会一致の議決を経て基金を創設。市の試算では、西普天間住宅地区の跡地利用の促進を巡り、今後、およそ10億円の支出を見込むことから基金を、跡地利用の基盤整備や人材育成などに活用したいとしています。
3日は、寄付の第一号として、県内大手ゼネコンの國場組から、1000万円が寄付されました。國場組の玉城徹也代表取締役社長は、「全国の方々の、普天間未来基金の寄付の呼び水になればいいな」話しました。
佐喜眞宜野湾市長は、「引き続きのご協力ご理解、跡地に対しての考え方を、また共有させて頂ければ幸いに存じる」と話しました。宜野湾市では、企業からの寄付をはじめ、ふるさと納税での寄付も募る考えです。
ょうの市長さん・浦添市
浦添市の松本哲治市長は会見で、「ファッション性やエンターテインメント性を兼ね備えた今までにない都市型の施設であり、未来の沖縄県を担うワクワクする街づくりに向け、積極的に取り組んでまいります」と話しました。
浦添市の西海岸エリアに2019年夏にオープンする大型商業施設「サンエーパルコ」に映画館「ユナイテッド・シネマ」の沖縄初進出が決まりました。
映画館は県内最大となる11スクリーンを備えおよそ1700人を収容できる規模になる予定で映画のシーンとリンクして座席が動いたり雨や風、煙など様々な演出を体感できる最新機器も導入されます。
ユナイテッド・シネマの渡辺章仁社長は、「エンターテインメントを通じて全ての方に心に残る幸せを提供し、皆さんの暮らす浦添の街を幸せにしていければと思っております」と話しました。「サンエーパルコ」は400億円を投じて建設され地上6階建てで6万平方メートルの店舗面積に230店の出店が見込まれています。工事は6日に始まる予定です。
きょうの市長さん・南城市
南城市の古謝市長が向かった先は、市内の中学校でした!市長に振る舞われたのは琉球漆器に盛り付けられた県産食材の給食です。
西表産の黒米ごはん、県産さわらの照り焼きや南城市産ゴーヤーと国頭村産モウイの和え物、さらに恩納村産のアーサ汁など、県内各地でとれた旬の食材がふんだんに使われています。
7月の県産品奨励月間に合わせ県産食材をより身近に感じてもらおうと行われたこの昼食会。生徒たちは普段とは一味違う給食を楽しみました。古謝景春南城市長は、「野菜とかお米もそうですけど生産者に感謝をしながら豊かなものを食べる、感謝の気持ちを忘れずに食べてほしいと思っています」と話していました。
生徒たちは、「ごはんが一番美味しいです」「作っている人に感謝しながらしっかり味わいたいと思います」「ゴーヤーの和え物が美味しかったです」「将来(食材に)困らないなと思います」「素晴らしいなと思います」「毎日これが「いです」などと話していました。
美味しく栄養満点の給食に生徒も市長も大満足の様子でした。