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新基地建設が進む辺野古で海上警備にあたっていた民間警備員が、船長のパワハラや海への燃料投棄を告発し、QABの取材に応じました。
沖縄防衛局にパワハラと燃料投棄を告発したのは、辺野古で海上警備にあたっていた40代の男性で、心身の調子を崩して休職し、今後退職する意向です。
この男性は、体調を崩したのは、上司にあたる警備艇の船長のパワハラが原因だと訴えました。
男性は、「無線とかカメラなどあるんですが、その業務を行うたびに文句を言われ怒鳴られると。船の下ですね、ご飯を食べるところがあるんですが、そこに行くと、みんなに自分の文句を言って、『あいつは使えないやつだ』とかいうことをみんなで話をする」と話していました。
また、この船長の指示で燃料を海に捨てたとも語りました。「燃料が漏れて船底に、溜まってくるわけなんですが、これはやっぱり溜まってきたら船が沈みますよね。どこかに捨てなきゃいけない、それが海。自分が実際、船長の指示で」
QABの取材では、別の現役の警備員も燃料投棄を認める証言をしています。
告発を受けた沖縄防衛局は30日に男性と面談。委託先の警備会社が行なった調査結果を伝え、パワハラの証言に「一部異なる点がある」としましたが、大筋では否定も肯定もせず、「慎重に調査している」と述べるにとどめました。
その一方で、沖縄防衛局として直接関係者に聞き取りを行うことは考えていないとしました。