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慰霊の日まであと2日です。県内各地の学校では、平和学習が行われています。糸満市の高嶺小学校では20日、全校児童およそ300人が参加し、沖縄戦について学ぶ特別授業が行なわれました。
授業では、この学校の卒業生の平良宗潤さんが講話を行い、沖縄戦当時、疎開で家族がバラバラになってしまった体験や2人の姉が戦争で勉強する機会を奪われ、戦後も苦労したエピソードを語りました。
児童たちは、「戦争があって、食糧もない。病気にかかったりしている人たちがいるということがわかって、戦争はあってはいけないものなんだなと思いました」「もし大人になった時に、戦争体験者が年を取って亡くなったりした時は、僕たちが次の子どもたちに戦争の話を伝えたいなと思いました」などと話していました。
子どもたちはこのほか、市民が戦争体験を語るDVDを見るなど、戦争の中で当時の子どもたちが置かれた状況に思いをはせているようでした。