監督とともに歩む「野球道」
いよいよあす開幕する、夏の高校野球沖縄大会。めざせ甲子園、最後を飾るのは第3シード・美来工科です
先日行われた招待試合では県内のチームで唯一早稲田実業から勝利するなど順調な仕上がりを見せていますがチームには現状に満足せずに成長するためのある言葉がありました。
「試合頑張りました~!いぇーいノック頑張りました~!いぇーいバッティング頑張りました~!いぇーい」
グラウンドに広がる笑顔の輪仲間が頑張ったことを称え合う、美来工科恒例の「承認の輪」です。
神山諒介選手「この1日で頑張ったことをみんなで褒めあうみたいな感じです。チームが全体的に上がっていくと思います」
夏を目前に、ムードも高まる美来工科。
自慢の打撃力は、この夏も強力!1番から9番までどこからでも得点ができる打線は相手チームにとっては脅威に。特にリードオフマンの古謝僚人は身長158㎝と小柄ながら、侮ることなかれ!
パワーヒッター顔負けのホームランを放った古謝。その姿はまさに美来工科の「小さな巨人」実は、その打ち方にコツがありました
古謝選手「フロントフットは自分の体重を全部こうやって…、この足は前に行くくらいやって。ボールにぶつける感じでこうして…」
美来工科ナインが取り組んでいる「フロントフット打法」体重を踏み出す足に一気に乗せボールにぶつけることで飛距離を生み出します。この夏もパワフルな打撃が期待できそうです。
そして、奪った得点を守るのが古謝よりも頭1つ大きい、この選手。
身長182cmの大型右腕・山内慧。武器はその上背から投げ下ろすMAX142キロの角度のあるストレートでこちらはまさに美来工科の大黒柱。
さらに2番手には、山内とは真逆下からボール投げる、アンダースローの比嘉太陽。2人の投手の、角度の違う球筋で相手打線を翻弄します。
投打の軸を中心に、これまでの大会でも結果を出し順調に夏へと向かう美来工科。それでもナインが決して気を抜かない理由は…
眞玉橋監督「何をお前は、仕上げのノックかこらぁ」「なんだこらぁ」
2010年に嘉手納高校を甲子園に導いた眞玉橋監督から容赦なく降り注ぐ怒号。
古謝僚人選手「授業とかでは面白いんですけど、野球になったら厳しい」
新垣海斗主将「愛情だと思ってます」
そんな監督から選手たちに送られた言葉がありました。
グラウンドのベンチに貼られた「球道無限」眞玉橋監督が選手たちに伝えて続けている言葉です
眞玉橋元博監督「現状で満足してしまったら、人間そこから向上しないので。高校生というのは伸びしろは無限大ですから常に常にモチベーションを上げていくという形で」
松田快晴選手「レギュラーを張ったんですけど、現状に満足することなく努力してきた」
山川倫輝選手「これから進化・発展・成長できるように日々努力をやろうと考えています」
眞玉橋元博監督「野球道に終わりはないということですので、つまり野球で培ったいろいろな学び、経験はそのまま社会に出て、ゴールはないわけですよねずっと生かされていくという」
監督とともに歩んできた野球道プレーにも心にも磨きをかけ、戦う準備は整った!「球道無限」美来工科の夏は留まることを知らない!
新垣海斗主将「泥臭くでも勝って、甲子園目指したい」
山川倫輝選手「一戦一戦集中して、チームプレーで甲子園にいきます!」
絶対勝つぞ~!シャー!
夏の高校野球沖縄大会、あすいよいよ開幕ですね。QABでは毎週土曜日、午後5時からの速報めざせ甲子園で熱戦の模様、その裏にあったドラマをお伝えしていきます!ぜひご覧ください。