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最後のお別れには約1500人が参列しました。
6月12日に亡くなった元県知事の大田昌秀さんの告別式が営まれました。元副知事の比嘉幹郎さんは「一口で大田さんの人物像を表現します。『平和の使徒』だと思います」と弔辞を読み上げました。
午後2時から営まれた告別式には大勢の人が訪れ、別れを惜しみました。翁長知事は「本当に偉大な人がお亡くなりになったなと。沖縄にとってかけがえのない方が亡くなったなということをしみじみ思いながら座っておりました」と話しました。
元白梅学徒隊の中山きくさんは「残念ですけれども、これまで大変お世話になりましたとお礼を申し上げて、これからも天国から私たちを応援してくださいと、そういう風に心の中で祈りました」と話し、元国会議員の古堅実吉さんは「地獄のような戦場を再び戦後の世の中にあらしめてはならないという思いを込めて、たくさんの同胞を失った者の一人として、使命感を持って頑張り続けた一生であったのではないか」と話していました。
参列者の中には知事時代に大田さんを支えた盟友だけでなく、当時政治的に対立していた人たちも数多く姿を見せ、大田さんの人望の厚さをうかがわせました。
遺骨は後日、大田さんの古里である久米島にある墓に納められるということです。