足下見つめ再び目指す夏の頂点!!
めざせ甲子園。今日は第4シード、興南高校です。先輩たちのようにまた頂点に立つため、あと一歩の努力に奮闘するメンバーがいました。
この夏の第4シード、興南高校。7年前の春夏連覇に憧れ、興南の門を叩いた選手たち。その数、133人。大所帯ながらも、この一体感。結束力が、強さの所以です。
その興南!早速、この夏の戦力を!投げては、ケガからの復活でエースナンバーを背負う川満大翔(ひろと)!インコースに投げるスピードボールと落ちる変化球が武器です。
さらに、スライダーを中心とした速球が持ち味の上原麗男との二枚看板で夏に挑みます。
打撃陣では、1番・2年の仲村が塁に出て、クリーンナップ3番は1年から試合に出た経験で勝負する、上原。そして4番キャプテンの福元、安定感抜群の5番嘉数が後ろに控える、厚みのある打線です。
今の3年生が1年生の時、甲子園へ出場。チームは、その背中をずっと追い続けてきました。
上原麗男選手「先輩に続いて自分たちも歴史に名を刻む代にすることができればいいと思っています」
興南の偉大な歴史を受け継ぐ。常に周りからの期待を背負う中でも、選手たちの胸にあったのは、プレッシャーではなく、前向きに己を信じる強さでした。
福元信馬主将「しっかり自分たちは自分たちのやるべきことをしっかり見つめて自分たちの代らしいカラーで頑張っていきたいです」
川満大翔選手「プレッシャーだけを考えるんじゃなくて44自分たちにできることを考えてやっていければ結果はつながってくると思います」
我喜屋優監督「過去の実績によって自分が進む道にプレッシャーかかったりするのは大きな間違いだし。小さなことは考えない前向きに頑張ってほしい」
今の自分たちらしさを貫くそんなチームですが、これまでの結果を見てみると。秋は準優勝そして春はベスト4と、あと一歩の所で届いていません。
その「あと一歩」は何なのか。それを誰よりも意識している2人の選手がいました。
寮校内にある寮です。大阪出身、渡辺健貴(たつき)君と福岡出身春間悠輝(ゆうきくん)。親元を離れ、単身沖縄に渡ってきた2人。全ては夢の甲子園のために、ここまで頑張ってきました。
渡辺健貴選手「帰ってきたら洗濯から始まります。やっぱり寮きてだいぶわかります、有難さっていうのが。私生活のあまさだったりそこらへんが最後の後半の野球の部分に出ていると思います」
春間悠輝選手「親がいない生活正直こんなにきついと思わなかったんですけど、この仲間と一日朝から夜までずっと過ごせているのでそれは楽しいです」
仲間と共に挑む夏。決意を新たにしています。
春間悠輝選手「あと一歩のところはこういった寮生活の中で小さいことを徹底していけば乗り越えられると思うので、頑張っていきたいと思います」
渡辺健貴選手「今までやってきたことを信じてやれば勝てると思うので、あと一歩の所で負けないようにこの寮生活とか私生活とか思い出しながら試合したいです」
自分を信じて、新たな歴史を作る!興南高校!この夏の頂点へ!
「行くぞ甲子園チャレンジゴー」
頑張ってほしいですね。めざせ甲子園、来週月曜日は沖縄尚学です。