笑顔を支える双子兄弟
めざせ甲子園5校目のきょうは「具志川高校」です。
「笑顔と感謝を忘れずに」をモットーに、この夏頂点を目指す具志川ナイン。チームには笑顔を支える双子の兄弟がいました。
弟・稲福大伸選手「こんにちは」
兄・稲福大世選手「こんにちは」
あれ???同じ顔だったような……もう一度
やっぱり同じ顔ですね。実は二人は双子の兄弟なんです。自分が弟の稲福大伸です。自分が兄の稲福大世です。
小学校三年生から野球を始めた稲福兄弟。仲が良いと評判の二人です。
スタッフも思わず・・・
スタッフ「大世・・・?」
稲福大世選手「大伸です(笑)」
具志川高校野球部は部員44人先輩、後輩の隔たりもなく野球の大好きな仲間が集まった明るいチームです。
全校生徒の8割以上が部活動に取り組んでいる具志川高校。グラウンドもサッカー部と協力し合って使っています広々と使えるのは1日わずか1時間です。
久野辰吏主将「いけいけオッケー惜しいぞ惜しいぞ。褒めよう。ショートいいよナイスプレー」
久野辰吏主将「自分たちが意識して大事にしているのは雰囲気攻撃も守備も雰囲気が大事だと思う雰囲気を上げるためにも、ひとつづつのプレーを誉める」
常に声を出し、優しい笑顔でチームの士気を高めるキャプテン。
今年の具志川高校野球部は精密なコントロールを武器に、去年の秋、エースナンバーを付けた仲本と、ことし春、エースナンバーを奪った宮里の2人が競い合って投手陣を引っ張ります。
宮里祐希選手「バックを信じて投げぬいて優勝を目指したい」
仲本迅選手「何番手でも変わらないので自分のピッチングを」
また、クリーンナップにはキャプテン久野、仲松、與古田を軸に確実に1点を取り、つなげる野球を目指します。
マネージャー松根涼夏さん「ムードメーカーですし、いるだけで雰囲気変わる」
そして雰囲気を盛り上げるのに欠かせないのが稲福兄弟。
稲福兄弟のこの明るさも戦力のひとつです
久野辰吏主将「チームのムードメーカー的存在で中心になっていてセカンドの大伸は要所要所の声がしっかりしていて。的確なアドバイスを送っているチームとしては彼のおかげで意識が変わってきた。レフトの大世は毎回声で、張りのある声でチームの雰囲気を上げてくれています」
高校進学と共に一度は野球を離れた兄の大世去年二人の夢をかなえるために再びグラウンドへ。
稲福大世選手「ラグビーをやっていたけど、ずっと野球をやりたい気持ちがあって大伸といっしょに甲子園を目指したいと思った」
稲福大伸「小さな力が一つになれば大きな力になるとみんな信じてやっているので、大世とも双子の力を生かして甲子園行きたい」
久野辰吏主将「感謝の気持ちを忘れずに夏大会、1人のためだけじゃまく、みんなのために、勝ちにいきたいと思ってます」
共に支え合いながら、深いきずなでつながった選手たちこの夏同じ目標に向かって走り出します。
「夏大会感謝と笑顔を胸にG校野球で絶対勝つぞおー!」
来週はKBC学園未来高校沖縄です。