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2009年に石垣島の遺跡から見つかった人骨は、実に2万7000年前、国内最古のものだったことが分かりました。
西原町の県立埋蔵文化財センターで公開されたのは、国内最古、およそ2万7000年前のものを含む、旧石器時代の4体の人骨です。こちらはほぼ全身が残っていた人骨。仰向けで、膝や肘を折り曲げた状態で見つかり、当時の埋葬方法も明らかになりました。
人骨が見つかったのは、石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で、発掘作業をコツコツと続けた結果見つかったのは、1000点以上、少なくとも19体で、世界的にも最大級の旧石器時代の人類遺跡とみられています。
日本人類学会の土肥直美博士は、「(当時の)生活などを知りたい思いはたくさんあります(分析を)楽しみながら進めていけたらと思っています」と話しました。
これらの人骨は20日から、西原町の県立埋蔵文化財センターで一般公開されます。