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北谷町発掘土器の分析結果発表

こちらは縄文時代からのメッセージ。2009年に、北谷町のアメリカ軍返還跡地から発掘され、縄文時代晩期に東北地方で広まっていた土器かと2016年度から調査が進められていたこちらの破片。そのドキドキの分析結果が19日、発表されました。

地質鉱物学と考古学の観点から、破片は、東北地方の大洞系土器をモデルに、北陸・中部地区の人が西日本に分布する土を使って製作した模倣品で、婚姻など人の動きにともなって沖縄に流れ着いたのではないかと推定されるということです。

とはいえ、今回のように遠隔地から他の地域の影響を受けた土器が見つかるメカニズムを解明できたのはこれが初めて。

およそ2500年前、日本本土からやってきた貴重な土器は、23日から行われる企画展で目にすることができます。