伊波「さて、謝花さんは沖縄の「豆腐よう」はよく食べられますか?」
謝花「そうですね、もちろん食べたことはありますが、最後に食べたのがいつだったかな~という感じですね」
伊波「そうですよね。沖縄の伝統食材だということなんですが、私もあまり食べたことはないんです。ですが、いま、その豆腐ようが、全く様変わりして新しい食材として注目されていると言うことなんです。絶品のお料理も用意されている現場に金城さんがお邪魔しています」
きょうは那覇市の松尾、ちょうど県庁のすぐ隣のこちらの「龍の蔵」にお邪魔します。(龍の蔵県庁前店那覇市松尾)そしてすぐこちらに、ありました。まさに昔ながらの沖縄の豆腐ようです。
もともとは、琉球王朝時代に中国から伝わりその後、泡盛を使った独特の製法でアレンジして生まれたのが沖縄の豆腐よう、と言われています。
そして、こちらなんですが、お洒落な桐箱の中に瓶詰めされたこちらの商品なんですが、これが実は、新しく生まれ変わった豆腐よう。「豆腐ようモダン」なんです。
ちょっとこちらに、開けていただいているんですが、中はペースト状になっていまして、味は「琉球」「中華」「洋風」の3種類があるんですね。
例えば、この洋風なんですが、豆腐ようと、アンチョビ、オリーブオイル、ガーリックなどがブレンドされているという、なんか全然イメージが違いますよね。
ではちょっとこちら、一口いただいてみます!
こちら、もともとの豆腐ようの作り方にもすごいこだわりがあるということで、ちょっとVTRをご覧ください。
金武湾を見渡せるレストラン。豆腐ようモダンの元となる、豆腐ようはこちらで作られています。(カフェレストラン長楽金武町金武)町内で作られた島豆腐は、およそ3センチ角にカットされます。そして、紅麹や塩、泡盛などが濃厚に混ざり合った漬け汁に浸されます。
こうして漬け汁に入れられた豆腐ようは、レストランから車でおよそ5分の距離にある場所へと運ばれます。
運び込まれて来た場所は、なんと鍾乳洞。(金武鍾乳洞金武町金武)
地下30メートル、長さは270メートルにも及ぶ巨大な鍾乳洞の中は、平均気温がおよそ18度と夏場でもひんやりとしていて、泡盛の古酒や、豆腐ようを熟成させるのに最適な環境です。
ここで、豆腐ようは、発酵しながら、およそ1年間、ゆっくりと寝かせられ、「東洋のチーズ」と呼ばれる、濃厚な旨みを深めていくのです。
こうして長い時間をかけて熟成した豆腐用が、今、独自のブレンドで、新しく生まれ変わっているんですね。それではお話をお聞きします。インターリンク沖縄の豊川明佳(とよかわさやか)さんです。(インターリンク沖縄豊川明佳専務取締役)
はい、そしてですね、そんな身近な食材になったこの新しい豆腐ようモダンなんですが、様々なお料理に使われるということで、きょうは特別にこちらにご用意していただきました!
もともとの豆腐ようの味わいを生かした「琉球」、石垣島産の唐辛子・コチュジャンなどをブレンドした「中華」そして、先ほどもご紹介した「洋風」と3種類の特徴を生かしたお料理なんですが、豆腐ようからは全くイメージが出来なかったこんなお料理の数々に使われているんですね!
本当にこうしてみると、何にでも合ってしまうというか料理人泣かせの食材とも言われているそうですよ。
料理好きな、お母さんがいらっしゃいましたら、「母の日」のプレゼントにも素敵かもしれませんね。以上、中継でお伝えしました~!