伊波「楽園の海案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。今日は「ゴールデンウィーク春の海」です」
長田「沖縄本島近くは、水温が23℃まであがってきて、海の中でも春を感じるようになりました」
伊波「早速、見て行きましょう」
長田「まずは、真栄田岬です。GW初日から沢山のお客さんが遊びに来てました」
伊波「皆さん楽しそうですね」
長田「今の時期は、様々な魚の繁殖行動が見られるので、期待に胸躍らせてエントリーしました」
伊波「早速、お魚がいますね」
長田「朝8時にエントリーロクセンスズメダイがワサワサと動いています」
伊波「一体、何をしているんでしょう?」
長田「産んだばかりの卵を守っていました。岩についている紫色の粒々が卵なんですよ」
伊波「いたる所に産みつけられていますね。こちらは、ひょっとして今産んでいるところですか?」
長田「そのようですね。午後の時間帯に産卵しているところをよく見かけるんですが、今回は早朝から産卵シーンに出くわしました。毎年GWには沢山の卵を見ることができるんですよ」
伊波「この時期に見られる光景なんですね」
長田「こちらのクマノミも産んだばかりの真っ赤な卵を守っています」
伊波「イソギンチャクの下に産みつけるんですね」
長田「住処のすぐ下に産みます。空が大きいほうがメスで、尻尾に黄色い線がはいっているのがオス」
伊波「お父さんがしっかりと卵を守るんですね。あら、あくびしましたよ」
長田「お父さん、眠いのかもしれませんね。頑張って欲しいです。この時期だと、孵化までは二週間ってところでしょうか」
伊波「続いては?」
長田「普段はせいぜい単体2~3匹で群れる魚、ツノダシ。繁殖シーズンになると、数がどんどん増えて、群れで泳ぎます」
伊波「黄色の体が海に映えますね~」
長田「いつもより数が多いな~と思ったので、少し深いところに行ってみると…」
伊波「わー、いっぱいいますね!」
長田「100匹ほどの群れを発見。ダッシュしても追い付けないスピードで泳いでます」
伊波「こうやって集まっているのは何のためなんでしょう?」
長田「繁殖するために集まっていると思うんですが、見かけるときは泳いでいるか食事シーンのみ。まだ繁殖行動は見たことはないんですよ。外敵の少なくなる夕暮れ時に、行っているかもしれませんね」
伊波「さて、続いては」
長田「真栄田岬の水面近くで群れる魚といえば…」
伊波「なんだろう?キラキラしてますね。」
長田「グルクマです。「春になって、数も減って来ました!」って映像を撮ろうと思ったら…」
伊波「凄いかず!」
長田「なんと大群に出遭いました。相変わらず、顎をはずしながらエサを食べています。今年はいまだに大群です」
伊波「暖かくなって出てきかもしれませんね」
長田「天気の良い日が続いたので、慶良間諸島へも行ってきました。浅瀬には、キンギョハナダイがいっぱい」
伊波「長田さんの好きなお魚ですね!」
長田「手前のピンク色がオス。オレンジ色がメス。こちらでは、果敢にもメスの群れの中で猛アピールするオスがいますね」
伊波「この中から恋人が出来るといいですね」
長田「オスメス、同じくらいの数がいるんですよ。こちらはお見合いの会場ですかね」
伊波「恋の季節ですね~」
長田「最後は水面で出会ったマンタ。慶良間では、冬場はほとんど見かけません」
伊波「優雅に泳いで気持ち良さそう」
長田「毎年GWあたりから、ちらほら見られるので、ようやく出てきたなって感じです。これからはちょくちょく見られるようになるでしょう」
伊波「どうでしたか?GWのダイビングは」
長田「今年のGWの天気は1、2度ぐずついた時もありましたが、全体的には、ダイビングに適している日が多かったですね。出会った生き物の人気No1は、やはりマンタでした」
伊波「今回も、キレイな映像をありがとうございました。以上楽園の海でした」
水面で出会ったマンタ。慶良間では、冬場はほとんど見かけません」
伊波「優雅に泳いで気持ち良さそう」
長田「毎年GWあたりから、ちらほら見られるので、ようやく出てきたなって感じです。これからはちょくちょく見られるようになるでしょう」
伊波「どうでしたか?GWのダイビングは」
長田「今年のGWの天気は1、2度ぐずついた時もありましたが、全体的には、ダイビングに適している日が多かったですね。出会った生き物の人気No1は、やはりマンタでした」
伊波「今回も、キレイな映像をありがとうございました。以上楽園の海でした」