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2016年12月のオスプレイ墜落事故について、沖縄防衛局は27日、環境への影響を調査した項目すべてで環境基準を下回ったとする調査結果を発表しました。
沖縄防衛局が事故現場周辺で水質や海底の底質などを調べた結果によりますと、調査した23項目すべてで人の健康の保護に関する環境基準を下回ったとしています。
これについて専門家は調べたサンプルは事故の10日後に採取されもので、問題がないという結果が出ることは初めから分かっている、と疑問を示しています。
環境総合研究所の池田こみちさんは、「何を積んでいたのか、積んでいたものがどういう風に飛散した可能性があるのでこういうことを調査します、ということが一切ないまま、ただ環境基準の項目を10日後に計っても意味がない」と指摘しました。
その上で、今後事故があった場合は機体に何を搭載していたかや事故直後のサンプリングなどが欠かせない、と指摘しました。