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世界遺産・首里城の施設の一部に、油のようなものがかけられているのが見つかりました。
被害が確認されたのは、首里城公園内にある守礼門や瑞泉門など4か所です。
2日から3日にかけて、巡回をしていた警備員が発見しました。警察が器物損壊事件として調べを進めています。
また、4日になって、新たに那覇市の崇元寺でも同様のシミのようなものが見つかっています。
スタジオには上間記者です。
上間記者「位置確認・被害に遭った4つの建物は、いずれも見物客が通るルート沿いにあります。そして、守礼門以外の場所は、今の時期だと午後7時半には閉門され、人が入れなくなる場所です」
どのくらいの被害なのでしょうか?
上間記者「守礼門は、赤い柱や石の部分に液体がかけられた跡がみられます。そして正殿に近い供屋の中に展示されている万国津梁の鐘のレプリカには、鐘の上部に細かく液体が吹き付けられたような跡が確認できました。万国津梁の鐘は現在扉が閉められ、展示が中止されている状態です」
上間記者「公園を管理する沖縄美ら島財団によりますと、液体が何かはわかっておらず、除去するためには様々な方法を試す必要があることから、除去作業にかかる時間もまだわかっていません」
その他にも被害がないか心配になりますが。
上間記者「現在、県や市が確認作業を進めていますが、首里城から直線距離でおよそ3キロ離れた国指定の重要文化財の崇元寺跡にも黒いシミのようなものが確認されました」
県では各市町村に注意喚起を行い、対応を話しあうことにしています。