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新基地建設が予定される辺野古の海域での工事を認めた岩礁破砕許可が、3月末で期限切れとなりました。今後知事の許可は必要ないと主張している国は、許可期限が切れた4月3日工事を続行しました。
3日、辺野古の海ではボーリング調査を行う調査船やスパッド台船が複数、作業を行う様子が確認されました。
埋め立てに向けた工事をめぐっては、翁長知事が工事計画の変遷が明らかでないとして、工事の中止を国に指示していましたが、工事は止まらないまま、3月末で岩礁破砕許可は期限切れとなっていました。
しかし4月3日、許可期限が切れた後としては初めて、工事の続行が確認されたため、県は再度の行政指導も視野に入れていて、無許可の岩礁破砕行為が確認できれば漁業調整規則違反で刑事告発することも検討しているとしています。
ただ無許可の岩礁破砕行為が行われているかどうか確認するためには、汚濁防止膜が設置された海域での潜水調査が必要ですが、周辺には立ち入り制限水域が設定されていて、立ち入りにはアメリカ軍の同意が得られるかどうかは不透明で、2年前に県が行った潜水調査の際は、立ち入りを求めてから約半年あまりを費やしています。
一方、辺野古で続く座り込みの抗議は4月1日で1000日となりました。
座り込み参加者は「最初よりは県民の集まりがすごく増えてる」「じわじわじわと、『やっぱり自分がやらなくちゃいけないんだ』という意識が大きくなってきている」と話し、より多くの反対の意思が現場に集まれば工事は止まるとの思いを新たにしていました。