今日のQリポートは「焼玉エンジン」の後輩たちが去年立ち上げた「カキ養殖プロジェクト」第2弾、「卒業スペシャル」です。
卒業を前に立ちはだかる「大きな課題」。果たして彼らは無事、乗り越えることはできるのでしょうか
「半端ない!めっちゃうまい!」
カキ養殖プロジェクト。リーダーの山内くんです。彼らは見事、佐賀県有明海から小さなカキを持ってきて、大きく成長させることに成功しました。
以前、放送したのはここまで。実はそのあとの物語がありました。
この日は帰って終了。かと思いきや…。何やら教室で準備を始めました。
沖縄水産高校・四方俊晴先生「これは沖縄水産高校の文化祭で、牡蠣のことをやってきました研究の発表です。(Q:誰がメイン?)喜瀬です。喜瀬がなかなか人前で話すのが苦手なので、どこまで喜瀬がその殻を破れるか期待している」
毎年、沖縄水産高校の文化祭では生徒たちの水産実習の発表会があります。プレゼンを行うのは喜瀬くん。それをフォローするのが新垣くんです。
喜瀬くん「緊張しています。人前で話すことを任せていたので…」
早速、練習開始です。しかし…
四方先生「読み込みして来いっていうのに読んだかね?パニックになっていたらあかんやん!喜瀬!明後日までやから、そんなに時間もないよな。どうする?」
喜瀬くん「前半後半で薫と交代します」
四方先生「そんな問題やない!喜瀬、逃げるな。みんな喜瀬が変わるとこ見たいんやんか。喜瀬に期待しているんやんか」
みんなの思いを胸に練習あるのみ。仲間で支え…助け合います。
そして…迎えた文化祭当日。かなり緊張気味の喜瀬くん。大丈夫でしょうか。プレゼンを行うのは10組。卒業前、最後の集大成です。
四方先生「頑張れよ!」
喜瀬くん「頑張ります」
山内くん「本当にお前がヤバかったら俺が入るから」
仲間と過ごした時間はまさに人生の財産。みんなで力を合わせて、乗り越えます。
7分間のプレゼンが無事終了しました。
喜瀬くん「練習したので緊張せずにできた。自分の中ではやりきったので100点です」
発表が無事終わり、喜瀬くんも一安心。午後からは、関係者に養殖したカキをふるまいます。
生徒たちが養殖したカキの評判は上々。あっという間になくなりました。
四方先生「出だしの方は他人事のように、もう高いところで物事が動いているという意識だった。そうじゃない!自分たちが覗こうとしないと高いところは見えないと話をした。それが少しわかってきたような気がする」
彼ら3年の活動はこれで終了。2年生に引き継がれます。
沖縄カキ革命。目指せ!世界ブランド。来年度の目標は、沖縄原産のカキを一から養殖すること。今後も彼らの挑戦から目が離せません。