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沖縄水産高校の実習船のエンジンとして使用されていた焼玉エンジン。長い間保存されていたこのエンジンを再び動かそうと修理が行われていましたが、28日に公開試運転が行われました。
焼玉エンジンは半球状の金属部分を熱し、その熱で燃料を燃やす仕組みになっています。
今回再び動き出した焼玉エンジンは1949年に造られ、1959年まで木造実習船「開洋丸」のエンジンとして使用されたもので、長い間模型として保存されてきましたが、動く教材として役立ててもらおうと、沖縄舶洋工業会のメンバーらが修理を行ってきました。
在校生は「自分たちが習った方法とは違うやり方で、ちょっとびっくりしました」「労力とかも使うけど(作業をしていた)先生たちが楽しそうでした」と話していました。
また卒業生は「高校3年の時、実際に試運転したんです」「やはりもう一度、エンジンの音を聞きたいと(思って)。感無量ですね」と懐かしんでいました。
再び命を吹き込まれた焼玉エンジン。これからは、貴重な教材として、第2の人生を歩んでいきます。