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元外務省幹部の孫崎享さんによる沖縄を取り巻く外交問題についてのシンポジウムが西原町で開かれました。
シンポジウムでは、元外務省国際情報局長で東アジア共同体研究所の孫崎享所長が講演し、中国の脅威論に固執する政府の姿勢を厳しく批判し、「中国の脅威をあおることで、米軍基地を維持する、日本の国防費を増大させる、そして自衛隊を海外で使うために、中国の脅威を言っている」と話しました。
また、最新のアメリカの軍事研究所の報告で、台湾付近では、すでに中国の軍事力がアメリカを上回っていることを説明。自国が狙われかねない有事に、アメリカ軍が日本を守る保証はないと主張し、「日米ガイドラインは、日本防衛は、自衛隊が主体的に行う。
アメリカは必要に応じて補完的に行動する。だから(アメリカは)すぐに出てこない」と解説しました。
また会場では、シンポジウムの開催を拒んだ、県立博物館・美術館の対応に対して、「言論の自由を危惧する」との声明文が採択されました。