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辺野古への新基地建設を巡り、3月末で期限切れとなる県の岩礁破砕許可について、防衛省は再申請しない方針を県に伝えました。
15日午後5時頃、沖縄防衛局の職員が県庁を訪れ、3月末で期限切れとなる岩礁破砕許可について、再申請をしない方針を伝える文書を県に提出しました。
防衛省は、2016年末に地元名護漁協から漁業権の一部放棄を受け、これに伴い、「岩礁破砕許可が不要になった」との水産庁からの同意を14日付けで取り付け県に伝えました。
これに対し県は、これまでの国会答弁や、水産庁からの技術的助言などを踏まえ、漁業権は消滅しておらず、岩礁破砕許可の「再申請が必要」との立場で、政府と県の解釈が対立しています。
県では、期限の切れた4月以降も政府が工事を強行すれば、県の漁業調整規則違反になるとの見方を示し、検察庁への告発といった法的措置も辞さない構えです。