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ひめゆり学徒隊の体験や沖縄戦について、日ごろガイドをしている人たちに深く知ってもらおうという講習会が13日。糸満市で開かれました。
講習会には、バスガイドや通訳案内士などおよそ40人が参加。資料館の職員から、ひめゆりの塔周辺の慰霊碑ができた経緯などについて学んだあと、元学徒隊の戦争体験を聞きました。
この講習会は2008年度から毎年開催されていますが、こうした講話を行う証言員の高齢化が進んでいます。
ひめゆり平和祈念資料館の島袋淑子館長は、「開館の頃は27人もいたんですが、今は私を入れて7人しかいないんです。戦争を知らない皆さんが一つになって、平和維持の為に頑張るという事はとても意義のあることで、(参加してくれたのは)とても嬉しいことです」と話していました。
参加したバスガイド1年目の女性は、「体験していないことなので、どうやったら72年前の悲惨さを伝えられるかガイドをして1年ですごく感じていたので今回参加できてよかったと思います」「生存者の想いが伝わってきたので、その言葉をそっくり未来に伝えていきたいなと思います」と話していました。
ひめゆり平和祈念資料館では今後も可能な限り、ガイドと証言員が直接触れ合う機会を設けていきたいとしています。