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新基地建設が進む名護市辺野古沖では、10日から汚濁防止膜の設置作業が始まりました。辺野古沖では午前10時前から作業船が、汚濁防止膜を海に引き出す様子が確認されました。
汚濁防止膜は、工事で発生する濁った水が海に広がるのを防ぐためのもので、埋め立て予定地周辺の4か所に設置されることになっています。
沖縄防衛局は先月からこの汚濁防止膜を固定するためのコンクリートブロックを海底に沈めていて、これまですでに150個以上が投入されたこともわかっています。
海では基地建設に反対する市民たちがカヌーに乗り、抗議する様子も見られました。
抗議行動に参加した女性は「強引に力づくで基地建設を進めようとしていることに強く憤っています」と話しました。
また抗議行動に参加した男性は「工事は進んでも、粘り強くやっていれば止めることはできると思う」と話しました。
3月末には埋め立て工事に必要な岩礁破砕許可が期限を迎えますが、国は権限を持っている県に対し、再申請をせず、工事を強行し、5月には護岸工事に入りたい考えです。