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竹富島のリゾート開発に反対する島民たちが県議会を訪れ県の開発許可の取り消しを求め、2万6000人分の署名を提出しました。
竹富島のコンドイビーチに隣接する土地には、那覇市に本社を置く企業がリゾートホテルを建設する計画を進めていて、先月、県が許可を出しています。
これを受けて計画に反対する竹富公民館の上勢頭篤館長らが県議会の新里議長を訪ね、開発許可の取り消しと開発行為の是正指導を求める陳情、反対する2万6000人分の署名を手渡しました。
竹富公民館の上勢頭篤館長は「開発行為許可の早急な取り下げと、開発行為の是正指導を求めます。宜しくお願い致します」と話しました。
島民たちは、リゾートホテルの建設予定地が竹富町の条例で、自然景観保全地区に指定されていることをあげ、開発によって歴史的な景観が失われたり、自然環境に影響を及ぼすのではと懸念しています。
水野景敬事務局長は「(コンドイビーチは)生活に密着した美しいビーチだと思っています。長年生活していくし、今後、子ども孫に伝えていかなくてはいけないもんですから、そういった法律だけの縛りであってほしくない」と話しました。
島民たちはこのほかにも、竹富島の1日の水の使用量が、上限とされる500トンに迫っていることから、このままでは深刻な水不足になると危機感を持っています。