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訪米3日目、翁長知事は2日、大学で「沖縄が置かれている理不尽さに理解を」と訴えました。
大学の研究生らを対象に講演した翁長知事は、沖縄の過重な基地負担の歴史や、民意が示されても工事が進められる辺野古の新基地建設の不条理さを訴えました。
講演で翁長知事は「(アメリカでは)国内問題だから日本政府に言いなさいと。日本政府はしかし、アメリカの言う通り(にやっている)と言っているので、誰が当事者かわからないんですよ。ここ(アメリカ)でたらい回しにされて、日本に帰ってたらい回しにされて。沖縄が置かれている理不尽さを良く理解して頂きたい」と話しました。
ところで、2月2日、政府が、知事権限の岩礁破砕許可について再申請の必要はないという方針を示したとこに対し知事は詳細が分からない中コメントできないとした上で次のように答えました。「これはまた法律的な関係もありますので、いろんなものを勘案しながら、一つ一つ乗り越えていきたいという風には思っています」と話しました。
一方、知事は講演に先立ち、トランプ大統領も出席する伝統的な朝食会に非公式で参加、就任したばかりのティラーソン国務長官と挨拶を交わす場面もあったということです。
知事は滞在最終日のあす国務省のヤング日本部長と面談する予定で、その後、帰国前の記者会見に臨みます。