クラスで人気者の小学生の2人組がプロのお笑いの舞台に立ちました。プロの厳しさも知った小学生の挑戦は、はたして観客お笑いを誘うことはできたのでしょうか?
沖縄お笑い団体・FECが主催し、月に一回行われるコザお笑い劇場。
そこは「笑い」というユーモアはだけではなく、お笑いに人生をかけた者が立つ、真剣勝負の舞台。その場所に挑んだのが2人の小学生です。
コザ小学校6年2組、中尾遥都くんと座喜味昭人くん。
2人のハルトくんはクラスで「お笑い会社」を設立。コザ小の高学年クラスでは、係活動を会社と称し、生徒たちがそれぞれ会社を発足しています。その中で2人は、人を笑わせるための会社を作りました。
座喜味昭人くん「自分と中尾くんでみんなを楽しませようと作りました」
中尾遥都くん「笑顔が見られるのが満足です」
2人はともに歴史が大好き。あまりにも好きすぎて、中尾くんの書初めは「薩長同盟」。そんな2人、クラスでの人気は??
クラスメイト「本当に面白いんですけど、調子乗るとちょっと…」「(女子から見て、どうですか2人は?)あぁ~……(笑)」
なかなか辛口なクラスメイト。それでも、2人がコントを始めれば、そこにはたくさんの人が集まり、笑いが起こります。2人のコンビ名は、伝説になることを目指し「レジェンド」。
今回、その活動が新聞に載ったことをきっかけに「コザお笑い劇場」から出演依頼が届き、初めて大きな舞台に立つことになったのです。
座喜味昭人くん「こんにちは、すげぇ見たことある人がいっぱいいる」
先輩芸人がたくさんいる楽屋でも物怖じしない2人。ネタ帳を披露していますが、きょう披露する予定のネタは、ここには書いていないようです。
中尾遥都くん「ほぼアドリブだから。書かないですねアドリブは書いたほうが逆にウケない」
余裕たっぷりの2人。ですが、リハーサルに入ると…
緊張からか、舞台の端でコントをする2人。さらにアドリブが仇となり、時間も予定の2分を大きく超える8分。先輩たちからも厳しい眼差しが。
ハンサム・仲座健太さん「お金もらってからお客さん入ってくるさ。1組1組、みんな時間決まってるわけさ。時間は本当に短くしないといけないよ」
決して遊びではない、本物のお笑いの舞台。その表情にも変化が。そこから何度も練習を繰り返した2人。果たして、本番は−。
「(どうだった?)楽しかった!楽しかった!」
担任・大浜裕和先生「思った以上にすごい頑張っていたので、感動しました」
お客さん「面白かったです、ツボりました(笑)」
ハンサム・仲座健太さん「頑張ってたな、直前の練習を頑張ったから良かったんじゃない?きょう良かったよな」
初のお笑いの舞台で厳しさも味わった小さなお笑いコンビ。それでも一番心に残ったのは、人を笑わせる魅力。2人の伝説が動き始めたようです
「やっぱり最高です!」「やっぱり自分も最高です!」