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以前にも番組でお伝えしましたが、聴覚障害と向き合いながらドキュメンタリー制作に励む、2人の大学生がいます。彼らがおよそ1年かけて制作したのは、同じ聴覚に障害がある「聾太鼓の団体」を題材にした作品。この作品が、全国の映像祭で「奨励賞」を受賞しました。
長田さん「いくよ。3秒前2,1」小渡さん「打ち合わせしていますが、どんな打ち合わせしていますか」
沖縄大学4年の長田敦希さんと3年の小渡佑希子さん。聴覚障害がある2人が、1年かけて制作した作品のテーマは、同じ耳の不自由な音のない世界で太鼓を演奏する琉球聾太鼓のメンバーです。
この作品が、先週末行われた全国の映像祭で「学生部門奨励賞」を受賞しました。
長田さん「とてもうれしかったです。障害を持っている人でも何もやらないで活動するより、何かに挑戦して頑張れるように夢を思ってほしいと思ってます」
受賞は、小渡さんは去年に続き2回目、長田さんは初めてです。
小渡さん「琉球ろう太鼓は音のない世界で、挑戦するのがすごいなと思って。頑張っていることを多くの人に伝えたいと思い、作りました」
長田くん「知ってもらえたことで、健常者と障害者の壁をなくすための一歩に、前進していけることにもつながっているんじゃないかと思いました」