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アメリカ海軍の艦船が、ホワイトビーチ接岸中に船内で発生した大量の汚水を海に投棄していたことが明らかになりました。投棄された汚水は、ドラム缶で750本分にも上ります。
フリージャーナリストのジョン・ミッチェルさんが入手したアメリカ軍の内部報告書によると、2015年1月27日、うるま市のホワイトビーチに接岸していた強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」が、船内で発生した汚水4万ガロン、約15万リットルを海に投棄したということです。’ 環境への影響は「最小限」で、汚水が捨てられた場所に限定されているとしています。
汚水は、船内の食堂やトイレ、医務室などから出たものとみられています。
ミッチェルさんは「日本の環境管理基準は軍艦からの汚水投棄の報告を義務付けていませんが、アメリカの基準では汚水排出の報告が義務付けられています。今回、日米の環境基準のギャップが明らかになったといえるでしょう」と話しました。
地元のうるま市は当時、防衛局を通して「生活排水が漏れた」との連絡を受けていて、二度と同じ様なことが起きないよう、再発防止を申し入れたということです。
「ボノム・リシャール」は長崎県の佐世保基地所属ですが、普天間基地のオスプレイと共に運用されるため、ホワイトビーチにも度々、寄港しています。