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女性(保育士)「保育士の給料上げてほしい」

男性「まあ雇用じゃないですか、やっぱり。働く場所がないから、同級生も帰ってこないっていう部分もあると思います」

女性「生活保護とか受けているのが増加している。そういうの、待機児童もあるし、そういうのやってくれる方がいいかな」

こんばんは、ここからはニュースQプラスです。きのう告示された宮古島市長選挙、市民の選挙への思いは様々です。今月22日が投開票日ですがきょうはその注目点をまとめました。

宮古島市長選挙まで残り6日

今回の選挙には、現職、新人のあわせて4人が立候補しています。

奥平一夫候補「(合併から)10年経ってなぜ地域が衰退していったのか。この検証なしには、この市政は生まれ変わりません」

前の県議で、新人の奥平一夫さん。公約には「行政の透明化」を掲げ、市民との対話による街づくりを訴えます。

宮古島市長選挙まで残り6日

奥平一夫候補「今の行政が過度な箱もの事業を優先して、そのお蔭で市民の暮らしや生活、つまり福祉、教育、人材育成が非常に疎かになっている」

最大の後ろ盾は、翁長知事。先週、現地で支援を呼びかけました。

そして、現職の下地敏彦さん。2期8年の実績と、第一次産業や観光業の活性化を訴え、3期目の当選を目指します。

下地敏彦候補「あと4年間この島の経済を一緒に支えあってまいりましょう。宜しくお願い致します!」

支援に駆け付けたのは、自民党の議員たち。中には、島尻前大臣の姿もありました。

宮古島市長選挙まで残り6日

下地敏彦候補「島全体が若い人も年寄りも、病気の人も、障害のある人もない人も、みんなが活力があるような形の総合的な政策をする。これが必要だと思います」

新人の下地晃さんは、30年以上にわたり医師として地域医療に携わった実績をPRします。

下地晃候補「宮古の夢は若者、子どもたちが築いていくんです。未来を開いていくんです。そのような思いを強く持っております」

市の行政を一新させ子どもや高齢者に優しい地域づくりを目指します。支援に立つのは、オール沖縄です。

宮古島市長選挙まで残り6日

下地晃候補「市民のコンセンサスを経て、議会の同意を経て、政策を実行していく。基本的な民主政治だと思いますので、そういうことをしっかりとやっていきたい」

そして市議会議員の実績をもつ、新人、真栄城徳彦さん。市の財政支出を見直し、市民に開かれたガラス張りの市政運営を訴えます。

真栄城徳彦候補「今こそ、古い体質、本当にダメな市政運営を、断ち切って、鉄槌を食らわせていかなければなりません。

自民党を離党してまで支援を決めた座喜味県議も応援に駆け付けました。

宮古島市長選挙まで残り6日

真栄城徳彦候補「宮古島市民の生活レベルというのは、沖縄本島の県民所得を比較した場合に、沖縄本島の7割、8割しかないんですね。行政の本来の目的である住民サービスをしっかりやっていくんだよと見せていかないと、一体誰の為の行政運営だということになりますからね」

謝花アナウンサー「取材にあたっている大矢記者です。今回は新人全員が市政の一新を訴えていますね」

大矢記者「3期目の当選を目指す現職ですが、新人3人はいずれも「市政刷新」を訴えています。その結果、現職と同じ保守陣営からも立候補が出たかたちで、さらに革新陣営でも候補者を一本化できず、4人が立候補することになりました」

謝花アナウンサー「候補者が訴える宮古島市の課題とは何でしょうか?」

宮古島市長選挙まで残り6日

大矢記者「大きな課題としては人口減少です。そこで、島の若者がふるさとに戻って来られる経済の基盤づくり、子育てや福祉の充実という点では候補者全員が必要性を訴え、具体的な政策も掲げています。一方で、それぞれの主張に違いがみられたのが、陸上自衛隊の配備問題です」

宮古島市長選挙まで残り6日

防衛省は、現在ある航空自衛隊の基地に加えて、空と海の攻撃、防衛に対応するミサイル部隊を新たに配備する計画を進めていて、市民の中でも賛成、反対で意見が分かれています。

奥平一夫候補(配備反対)「配備することによって他国を刺激し、目標となることを絶対に止めさせたい。私たちの経済活性化はもっともっと持続的な可能性のある、独自産業を大きくして、宮古の活性化を計っていきたいと。38

下地敏彦候補(配備容認)「外交的な話し合いだけでやれというのは少し無理があると思います。やはり国防上の問題が一番大きいと思いますよ。32経済の活性化は自衛隊で計るものではありません」

下地晃候補(配備反対)「米軍と一緒になって合同訓練をしたりと、そういう機会も増えてくると思われますので、そういうことは宮古島にあってはやってはならない」

真栄城徳彦候補(配備容認)「備えるべきは備えておきたい。ただね、こういって国の政策、専権事項というからにはですね、しっかりと全体像を明らかにして、綿密な計画を我々に示して頂きたい」

このように配備容認2人、反対2人に分かれています。自衛隊の配備問題は、宮古島だけの問題ではなくて、南西諸島一帯ですすむ大きな国策ですから、市民がそれをどう考えるのかも注目されます。

宮古島市長選挙まで残り6日

宮古島市長選は今月22日、日曜日に投開、即日開票されます。