※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

中川「楽園の海、案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。ことし初めての楽園の海。あけましておめでとうございます本年もよろしくお願いします。さて新年恒例の初潜りです」

長田「年明けすぐ、元日に潜って来ました!」

中川「今年はよいお天気の三が日でしたね。VTRが楽しみです。ではご覧ください」

楽園の海 2017初潜り

長田「宜野湾マリーナで元日の朝(元旦)をむかえました。レジェンド号に乗って出港です」

中川「すがすがしい新春の朝です」

長田「気温24℃。船長さん、半袖ですよ〜。正月なのに寒くないっていうのが、いいですね〜」

中川「今回向かうのは?」

長田「ケラマ諸島の渡嘉敷島で初ダイブを楽しみます」

中川「ダイバーの皆さんにとっても初潜りと言うのはやはり記念すべきものなんでしょうね」

長田「そうですね」

中川「みなさん元気よく入っていきます水中は・・・すばらしいケラマブルーです」

長田「水温も24.5℃。気温とほぼ一緒でした」

中川「あたたかいですね!」

楽園の海 2017初潜り

長田「透明度は25mほどありました。元日の朝の初潜りは、自然と笑顔になりますね。まず初めに出会えた生き物は・・・ダイバーも撮影開始してますが。なんだか分かりますか?」

中川「なんでしょう!?ユニークな外見です」

長田「オオモンカエルアンコウ。ピンク色は珍しいです」

中川「かわいいですね」

長田「擬態名人ですので、始めてみる人には全く見つかりません。まだ7cmほどの子供ですが、育つと30㎝にもなるんです」

中川「がんばって大きくなってね!と声をかけたくなります」

長田「元日の太陽を水中から撮影していると・・・」

中川「ほんとに透明度もいいですね」

長田「神々しく降りて来たのは、タイマイでした」

中川「優雅に泳いでいますね!」

楽園の海 2017初潜り

長田「ここ数年、ケラマ諸島では、タイマイの姿をよく見かけるようになりました。昔は、甲羅をべっこうに加工したりと、乱獲されていましたが、今は捕獲が制限されているため、数が大幅に増えてます。

中川「こちらはアオウミガメでしょうか?」

長田「そうです。沖縄では、一番数の多いカメです。ケラマのカメはダイバー慣れしているので、近づいても慌てて逃げる事はありません。縁起ものとして親しまれているカメですし、私もカメは大好きなんで、正月には絶対会っておきたい生き物ですね」

中川「こちらはかわいらしい人気ものです!」

長田「砂地に生息するチンアナゴにも会ってきました。流れてくるプランクトンを食べようと、体を12cmほど穴から出してます実際の長さは30cm〜40cmもあるので、体の半分以上は砂の中なんです」

中川「たま〜に、パクッってする瞬間ありますよね」

長田「この時に、プランクトンを食べているようですよ。チンアナゴの向こうでは、モンツキアカヒメジもお食事中」

中川「チンアナゴは大丈夫?」

長田「砂地の中に潜んでいる小動物を食べるので、アナゴが食べられちゃうことはありません」

楽園の海 2017初潜り

中川「わー、たくさんの小魚の群れです!」

長田「夏に比べると数は半分以下に減ってしまっていましたが、スカシテンジクダイも群れで泳いでました。相変わらず透けてます。その群れの横には、小さなサンゴが」

中川「昨年は、水温の上昇で白化が目立ったサンゴでしたね

長田「このように小さいながらも元気でいてくれるサンゴを見ると自分も頑張ろう!って思える正月のダイビングでした。

中川「ダイバーのみなさんも記念になったでしょうね

長田「もちろん、毎年恒例となっている横断幕を水中に持ちこんでのお祝いも、してきました」

楽園の海 2017初潜り

長田「大好きなウミガメにもたくさん会えて、いいスタートがきれました。今年も宜しくお願いします」

中川「ありがとうございました。楽園の海でした」