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集落から目と鼻の先で起きたオスプレイの事故から2日。事故現場の異様さは依然として変わっていません。
オスプレイの不時着事故から2日が経った12月15日、大破したオスプレイの機体は波にさらされ、姿を現したまま。アメリカ軍がゴムボートを使いオスプレイの機体の破片を回収する中、海ではオスプレイ配備に反対する人々がカヌーから抗議の声をあげていました。
また、午後には、名護市軍特委のメンバーが事故現場を訪れ、翁長久美子委員長が「オスプレイ墜落に抗議する」意見書を市の軍事特別委員会に提出する方針を示しました。
翁長委員長は「私たちは建白書で(オスプレイ配備反対)を決議している。選挙によっても民意を示してきた。でもないがしろにするのはなぜですか?」と話していました。
一方、今回の事故を受け12月14日付けで中城海上保安部が任意での捜査に着手していますが、15日の現場では捜査している様子は確認できませんでした。また、事故発生当日から11管区海上保安本部がアメリカ軍側に求めていた「事故原因の調査と捜査の申し入れ」についての回答は未だありません。
なお、今回の事故でけがした乗員のうち1人は骨折、もう1人はしばらく入院が必要な状態だとということです。
ところで、アメリカ海軍安全センターによりますと、今回大破したオスプレイの損害額は94億7050万円にのぼっています。