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沖縄に生息し、環境省の絶滅危惧種にも指定されているヤシガニのハサミの挟む力が初めて数値化され、ライオンの噛む力に匹敵することがわかりました。
これは、沖縄美ら島財団で約10年にわたり海洋博公園内に生息する野生のヤシガニを研究するグループが解明したものです。
それによると、体重4キログラムの最も大きなヤシガニで挟む力は3300ニュートン。これは、ハサミを持つ甲殻類の中で最も強く、ライオンの咬む力、約300キログラムに匹敵し、物を挟む力は、陸上動物では最強クラスだということです。
研究グループでは、今後は体重の約90倍もの力を出すことができるハサミの力のメカニズムを解明していきたいと話していました。