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全国的にも高齢者ドライバーによる事故が、社会問題になっていますが、沖縄でも様々な取り組みが始まっています。自分の体の衰えを知り、安全運転への意識を高めてもらおうという体験教室が21日に開かれました。
指導員は「ちょっと今線はみでてますね。気をつけましょうね」と指導しました。21日の体験教室には、70代から80代のお年寄り約20人が参加し、指導員に運転技術をチェックしてもらいました。
参加者は「あの時代は道路とかでブレーキ入れるのもピシッと入れきれたんだけど、やっぱり歳には勝てないね。やっぱり信号だけはね、しっかり守っていきたいなと思う」と話していました。
指導員は「危ないと思ったらブレーキ踏んで下さいよ」と話していました。
指導員によりますと、高齢者ドライバーの多くに「急ブレーキが多い」「サイドミラーを確認しない」「不必要にハンドルを動かす」といった傾向があるということです。
県内では65歳以上の高齢者ドライバーによる事故が2016年10月末現在で723件起きていて、2015年の同じ時期と比べて25件も増えています。
全国的にも高齢者ドライバーの事故は、問題となっていることから、政府も事故防止に向けて対策強化に乗り出していて、警察では、高齢者に運転免許証を返納するよう呼びかけています。
しかし沖縄では車が生活の足となっているのも事実で免許証返納には不安を抱いている人も多くいます。
参加者は「ずっと持ってるから車のない生活って嫌よね。心配している」と話していました。
高齢者ドライバーの事故を防ぎつつも、高齢者の生活をどのように守っていくかその両面での施策が課題といえそうです。県内では2016年度に2000人が運転免許証を自主返納しているということです。